2017年10月21日(土)、徳島県シェアリングネイチャー協会の野本氏と住友氏をお招きし、第4回「ネイチャーゲーム」を開催しました。

「ネイチャーゲーム」とは、五感を使って自然体験をすることにより、思いやりの心や命を大切にする心をはぐくむ事を目的とし、自分が自然の一体であることに気づかせてくれる、体験型のイベントです。台風が近づいており、あいにくの雨模様で気温も低かったため室内で開催しました。

はじめに、鳴き声や見た目、住んでいるところから、何の動物か当てるクイズを行いました。

その後、参加者は鹿組とオオカミ組に分かれ、オオカミが鹿を捕まえて、捕まった鹿はオオカミになる「オオカミの仲間を増やすゲーム」を行いました。ゲームの最後は、ほとんどの人がオオカミになりました。

ここからは現実世界のお話です。過去に四国にも多く生息していた、日本の固有種であるニホンオオカミは絶滅した一方、鹿は増えています。このように自然界の共存共栄のバランスを保つのは難しいことを学びました。

次に、「どっちだゲーム」です。左右のどちらかの手の中に、樫や椎、マテバシイのどんぐり、栗や銀杏等を隠し、相手に選んでもらいます。見事木の実の入っている方の手を選んだら、その木の実がもらえるので、みんなでその数を競いました。優勝は下記写真の男の子で9個もゲットしました。

木の実を使ったゲームはまだまだ続きます。次は3チームに分かれて、指の感触だけで何の木の実かを当てるゲームをしました。

それぞれのチームにお題の木の実が出され、銀杏や栗、マテバシイのドングリを当てるチームに、それぞれ分かれました。

形や大きさが似ている木の実があるため苦戦しました。見るとすぐに分かりますが、触るだけで判断することははなかなか難しいようで、みなさんとてもゲームに集中していました。

講師からは、実際に触れることが、子どもの成長にとてもいい影響を与えるとの説明がありました。

その後、森に出かけた際、「蜂」と遭遇した場合の対処法を身体を使った遊びにして学びました。

「蜂は黒色を敵だと認識してしまうので、蜂に攻撃されやすい髪の毛を手で覆いしゃがみましょう」と説明があり、講師が「蜂が来た」と言うと、皆がこのポーズをします。その他の動物に対する「身体を使って護身術」も覚えました。

最後にたくさんの木の葉や木の実を使って、大人と子どもチームに別れ、自然アート作品を作りました。

「黒いマットの上に木の実や木の葉を好きなように並べて、何でも良いので表現してみて」と講師からテーマが出されました。大人チームは皆で話合い、クリスマスのツリーをイメージし、てっぺんの星を紅葉で飾ったりと、工夫を凝らした見た目にも素晴らしい作品になりました。

子どもチームは、それぞれが葉っぱやドンクリで、顔を作ったり、食べ物のように盛り付けたり並べたりしました。完成したものは統一感がある素晴らしい作品ができあがりました。

   

《大人チーム作品》            《子どもチーム作品》

 

休憩時間には、自然エネルギーの実験道具を体験して過ごしました。

参加者のみなさんは、身体をいっぱい使って、自然に触れて、楽しく学べた2時間でした。

 

「身近なところでネイチャーゲーム」は毎月第3土曜日に定期開催しています♪

11月はお休みになります。

次回は12月16日(土)時間が13:30~(受付13:00~)

次々回は1月20日(土)時間が13:30~(受付13:00~) となっております。

是非みなさんご予約ください。