2017年12月2日(土)徳島県環境技術センターの方々をお招きして、「紙すきでグリーティングカードを作ろう」を開催しました。

リサイクルに出さなければゴミになってしまう牛乳パックですが、少しの工夫で素敵なグリーティングカードに変身させることができます。

はじめに講師の徳島県環境技術センター・みずすまし隊の笹川氏よりグリーティングカードの作り方の説明がありました。

①牛乳パックを切って、お湯で湯がきます。

②それを水に上げて、牛乳パックのフィルム部分をはがします。

③フィルムをはがした部分を細かく手でちぎり、ミキサーにかけます。

④カードに入れたいパーツを選び、先ほどミキサーにかけどろどろになった紙をトレーに流し水を加えます。

⑤紙すき用の枠組みを使って紙をすきます、ここで各自草花や切り抜いた絵などのパーツを入れます。

⑦最後に新聞の上にとり、アイロンで水分を飛ばした後ドライヤーで乾燥させれば完成です。時間がある場合は自然乾燥でも大丈夫です。

みんなで作った作品を乾燥させている間に、生活排水に関わるクイズや、ろ過の実験を行いました。

「家庭の中で一番水が汚れている場所はどこか?」という四択クイズでは、お風呂・トイレ・台所・洗濯の中で「トイレ」と答える人が一番多くいました。答えは「台所」で、調理中に出す汚れで水が汚くなるとのことでした。講師からは、できるだけ汚さずきれいに使って水を大切にしてほしいとの説明がありました。

次に、ミキサーにかけたどろどろの紙をビーカーの中に流し、水の汚れをみる実験を参加する子どもたちに手伝ってもらいながら行いました。

そのままビーカーに移した物、網目の粗い水切りネットでこした物、コーヒーフィルターでこした物の3つのビーカーを比較します。コーヒーフィルターでこしたものが、一番水がきれいであることが一目瞭然でした。

油汚れや野菜のくずを排水溝に直接流さないなど、今後とも、私たちの大切な水を守るため、身近なところから取り組んでいただけたらと思います。

楽しく工作をして、水の大切さを学んだ講座でした。

 

 

なお、紙すきセットは、フォトフレームと鉢底ネットで代用することもできますので、ぜひご家庭でもお試し下さい。