まだ食べられるのに捨てられる食べ物、いわゆる「食品ロス」が日本では年間約632万トン、これを日本人1人当たりに換算すると、毎日お茶碗約1杯分(約136g)のご飯の量を捨てていることになります。
家庭においても食品ロス全体の約半数にあたる年間約302万トンが発生しています。
食材別にみると最も多いのは野菜、次いで調理加工品、果実類、魚介類です。家庭から出される生ごみの中には、手つかずの食品が2割もあり、さらにそのうちの4分の1は賞味期限前にもかかわらず捨てられているものです。そのほか、調理の際での、野菜の皮剥きや肉の脂身を取り除きなど、食べられる部分を過剰に捨てていることも食品ロスの原因になっています。(「政府広報」HPより)
平成29年4月29日、「エコみらいとくしま」において、四国放送「ゴジカル!」でおなじみのフードコーディネータ田中美和さんを講師にお招きして、楽しく「食品ロス」を学ぶ講座を開催しました。
春の代表的な野菜といえば「キャベツ」。今が旬の、甘みがあって柔らかい「春キャベツ」を丸ごと使い切る料理を教えていただきました。
まずは、「豚バラ肉で千切りキャベツを包んで揚げた風」。豚肉とキャベツの料理で、レモン味がさっぱり、お弁当にもぴったりの一品です。そして、「春キャベツの芯とツナとたまごの炒め物」、「春キャベツのザワークラウト」、「ポタージュスープ」。
短い時間にもかかわらず、「食品ロス」を削減するためのコツを伝授していただきながら、4品作っていただきました。田中先生の分かり易い説明や料理の手際よさに、参加された方は大変感心されていました。
講座を受講された方からは、「捨てている部分をなくすることができ、良かった」、「簡単にできる」、「分かり易かった」などの感想をいただきました。